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 日本の獅子舞  南信州の獅子舞

獅子舞とは

○獅子舞はアジア諸国に伝わる仮面舞踏です戻る


悪霊を鎮めるための呪術的意味を持ち、日本でも様々な形で広く伝承されています。

”獅子”とは、一般にライオンのことや、口を開いた狛犬(左側)のことを言いますが

“獅子舞”の“獅子”はかぶって舞う獅子頭をさし、その形状は
地方により違いはあります

が、獅子(ライオン)・龍・麒麟・鹿・猪・カモシカなどの形があります。


獅子(ライオン)は、百獣の王と言われるとおり力のある動物で、破邪の霊獣として尊ばれ

獅子舞は獅子の霊力を借りて行道や祭礼などの場を清め、悪霊を払い、五穀豊穣を祈願する

ため、正月や各神社の祭典、仏教行事などで舞われます。


獅子は行列を守護する役目を果たすとして“行道”を行う際には進路を清める露払い的な

役割を果たしました。


獅子舞は、日本国中どこでも行われています。民俗芸能の中では最も広く分布し、数も多く、

歴史の古いものが多くあります。


獅子舞は“伎楽”の名残と言われます。

伎楽(ぎがく)は「呉樂」ともいわれ、今から1400年余り前に百済より伝わった楽器伴奏

のある無言の仮面劇で、仏教音楽として聖徳太子によりその習得が奨励され、法会(ほうえ)

や行道(ぎょうどう)に用いられました。


日本の獅子舞


日本の獅子舞の形には二通りあります。              戻る

【一人立ち獅子舞】 風流系獅子舞ともいわれます

  一人の人が頭に獅子頭をつけて顔を隠すために布をたらして、

  胸に小さな鼓などをつけバチで打ち鳴らしながら踊る形の獅子舞です。


  三人で一組のもの、八人で一組のもの、十二人で一組のものなどありますが、

  すべて一人ひとりの頭には小さな獅子頭がつけてあります。


   鹿踊りでは本物の鹿の角をつけて踊るものもあります。

      越後獅子・角平衛獅子・関東・東北地方の鹿踊りなど

【二人立ち獅子舞】 伎楽系獅子舞ともいわれます

     一人が獅子頭を扱い、他の一人がしっぽの役をする形態で、

     囃子に合わせて舞うものです。

     
     1400年前に“伎楽”“舞楽”などの一部として中国から渡来した芸能と

     されています。伎楽面の中に獅子頭が含まれています。


       例: 金蔵獅子系(岐阜県に多い)・百足獅子系(富山県に多い)

          
龍の舞、獅子神楽系

                私たちの地方の獅子舞はこの系統のものが数多くあります。

執筆者 南信州獅子舞フェスティバル実行委員会 戸崎 敬

参考文献
 「芸能の谷 伊那谷」   三隅 治雄 著   新葉社
 「伊那の芸能」      村沢 武雄 著   伊那史学会
 「伊那」 伊那谷の獅子舞・特集号 89.4月号〜94.4月号  伊那史学会